取材日1997.9 掲載日1998.2(以下翻訳は掲載当時の内容ですので、現在の当社 サービス内容とは異なる部分もあることをご了承ください) 非常に質の高いという意味と1兆分の1を 意味する数学用語のピコを名に持つ東京のポストプロダクション、ピコハウスはビデオやビデオCD、また1996年に始めたDVDについても最高画質の製品をクライアントに提供する決意を述べた。

 株式会社ピコハウスは、1987年4月、東京都新宿区(明るいネオンとエキゾチックなナイトライフで有名な地区からは離れた所にあるが・・・)に設立された。正門に並ぶおとなしめな看板を見ると、ごく普通の建物だが、いくぶんアップマーケットな居住地区の正面ガラスの向こうは、日本における独立系の主要DVDオーサリングスタジオ
なのである。 元々、書籍や雑誌の出版社である株式会社新潮社に創設されたピコハウスは、親会社のビデオ製品のためのビデオやオーディ
オプロダクションとしてスタートした。企画営業部部長宮山明彦氏は言う。「元々はアナログ製品だったが、アナログでは常に最高画質を維持することが難しいので、ビデオ素材をデジタルメディアに利用する可能性を追求し始めた。」そうして最終的にはDVDビデオへと辿り着く旅が始まったのである。
 宮山氏の話からピコハウスの業務上のキーポイントは画質であることがすぐ分かる。質という言葉が端々に現れることから、1兆分の1を意味する数学用語であるピコという単語を社名に使用している意味がすぐに分かる。アナログビデオからビデオCDへの移行でMPEG-1エンコーディングの画質を高める方法の探究に力を注いだ。その結果、1994年にMPEG-1エンコーディングで世界最高画質を誇る米国のPacific Video Resourcesと業務提携する。

 ピコハウスは今日までに500タイトル以上のビデオCDをオーサリングしている。この経験とノウハウが1996年6月にDVDオーサリングマーケット参入への自信につながっている。最初の15ヶ月で日本の大手ハードメーカーのデモ用ディスクや種々の映画、そして趣味一般タイトル(数タイトルはピコハウスレーベル)などを含む様々なDVDタイトルを50タイトルオーサリングしている。
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